花も花なれ

散りぬべき 時知りてこそ

また私は

そして私は老いてゆく、衰えゆく。何も知らないまま歳月が過ぎ、気が付いた頃には君はもう居ないのだろう。当たり前の日常は今年限り。また私は勇気も出せず心も開けず、独りで生きていく気がしてならない。寂しがっているくせに、素直になれずに目先のことに捉われて、そして誰もいなくなる。好きな人は通り風のように私とすれ違い進んでいってしまう気がする。でも、今好きな人に甘えてしまっている部分はある、過度な期待をしている部分は少なからずあると思う。結局私は、口座から全ての金を引き出し、食べたいものを全て食べ吐いて、一番好きな服を着て、行きたいところに行ってから死にたいのだ。生きたくないのだ。